UBS Perspectives 日本版 2016年 vol.21

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UBSアート・コレクション in 東京12 Rooms 12 Artists(12の部屋、12のアーティスト)

2016年7月2日(土)~9月4日(日) 東京ステーションギャラリー

世界的に著名な現代アートから新進気鋭のアーティストの作品まで、3万5千点以上のコレクションを所蔵する〈UBSアート・コレクション〉。世界有数の美術館で展覧会を開催し、広く一般に公開しています。7月より東京ステーションギャラリーで開催される展覧会のコンセプトをUBSアート・コレクションのキュレーター、スティーブン・マッコーブリー氏に聞きました。

一部屋に一人のアーティストによる作品を展示

1950年代以降のアメリカ、ヨーロッパの絵画と1990年代以降のヨーロッパを中心とした写真作品を中核に、近年はアジアや中南米の作品にコレクション対象を広げているUBSアート・コレクション。マッコーブリー氏はコレクションの哲学をこう述べます。「私たちはアートを人目のつかない場所にしまいこんだりはしません。お客様や社会と共有して楽しんでいただくことを重視しています。企業文化活動の一環として世界各地で定期的に展覧会を開催し、収集した作品を広く一般に公開しています」。〈12の部屋、12のアーティスト〉展では、UBSアート・コレクションが保有する1960年代初頭から現代までの、南北アメリカから欧州、日本にわたる世界各地のアーティストの作品が展示されます。展覧会のコンセプト設計にあたっては、東京ステーションギャラリーの構造がヒントになったとマッコーブリー氏は語ります。「近年、UBSアート・コレクションの一般公開は、多数のアーティストの作品を1~2点ずつ展示するか、1人のアーティストの作品のみを展示してきましたが、今回の展覧会は双方のアプローチの良いところを採用しています。東京ステーションギャラリーには広さや形が異なる様々な部屋がありますが、このレイアウトから『アーティスト1人につき1室を使用して展示する』というアイデアが生まれました」

日本で知られざるアーティストにスポット

現代アートのマーケットとして、東京はアジアの中で最も成熟した都市であるとマッコーブリー氏は語ります。「新しいアートを柔軟に受け入れる土壌が整っているため、新進気鋭のアーティストやまだあまりその名を知られていない作家の作品を展示するには最適です。今回、展示作品の選定にあたって、東京ステーションギャラリーとも意見を交換しましたが、イギリスの画家ルシアン・フロイド(1922-2011)を取り上げることについて、全員の意見が一致しました。フロイドは、UBSが最も力を入れて収集してきた偉大なアーティストの一人ですが、日本で作品が公開されたことはほとんどありません。知られざるアーティストにスポットをあてるという意味で、非常に意義がある展覧会になるでしょう。また、アメリカの現代美術を代表するアーティストの一人であるエド・ルシェの展示も興味深く、楽しんでいただけると思います。UBSアート・コレクションは、新人作家の発掘はもちろん、相応のキャリアを積みながら作品とその評価が乖離していたアーティストや、見過ごされてきた作家の再評価にも力を注いでいます。今回の展示作品の中で関心を集め、名声を得るのにふさわしいと私が考えるアーティストは、サンドロ・キアとスーザン・ローゼンバーグです。二ヶ月におよぶ展覧会で、お気に入りの作家や作品を『見つけ出す楽しみ』を感じていただければと思います」

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